古着販売を始める方へ

初心者でも失敗しない古着検品のコツ (メルカリ・ヤフオク・ラクマ対応/保存版)

こんにちは大阪で0円古着仕入れのALLSCOMPANYです。

今回の記事では、初心者の方でも失敗しない古着検品のコツを紹介したいと思います。

 

これからフリマアプリを使って古着販売をしていきたい方、すでにフリマアプリなどで古着を販売している方も初心に戻って記事を読んでみてください。

検品は信頼づくりの第一歩

古着販売は商品の状態を正確に伝える必要があると思います。

 

検品が甘いと返品の対象や低評価に直結し、在庫ロスも増えます。

 

反対に、丁寧な検品と誠実な記載は価格と回転とリピートを底上げし売り上げも安定します。

 

初心者がつまずきやすいのは

  • どこを見るかが曖昧
  • 検品の判定基準が無い
  • 写真&説明が不足している

 

の三点になることが多いです。

 

今回の記事では実用の順番で進める完全ガイドとなっていますので、ぜひ古着販売をされている方は参考にしてみて下さい♪

検品前の準備 道具と環境

検品に使う道具

  • 白背景の布または撮影ボード
  • 照明またはリングライト
  • 粘着クリーナー
  • 毛玉取り器
  • 小型ハサミ
  • メジャー 採寸表
  • スチームアイロン
  • 中性洗剤
  • 酸素系漂白剤
  • チェックシート

このようなものがあればおおむね大丈夫です!!

検品を行う環境

  • 日中の自然光に照明を足し影を作らない
  • ほこりが少ない場所で白背景を固定
  • 撮影と検品を同じスペースで行い移動ロスを無くす

全アイテム共通の十項目チェック

古着販売といえども様々なカテゴリージャンルがあるので、取り扱うジャンルによってはもっとたくさんのチェックリストは増えると思いますが、基本的なチェックリストは以下のもので大丈夫かと思います。

 

  1. におい:タバコ カビ 香水の残り香を確認 風通しと重曹スプレーで軽減
  2. シミ・汚れ:襟 脇 袖口 裾 ポケット周りを重点チェック
  3. 色落ち・日焼け: 肩や背面上部 畳み焼けの線
  4. 毛玉・毛羽立ち:ニットとスウェットは脇 袖口 裾リブ
  5. 糸のほつれ・小穴:縫い目 スリット 股下 ポケット角
  6. ボタン・金具:ファスナー 欠品 緩み 動作の可否
  7. 伸び・縮み:型崩れ 首回り 膝周りなど
  8. 実寸採寸:肩幅 身幅 着丈 袖丈 ボトムはウエスト 股上 股下 裾幅
  9. 付属品:フード紐 ベルト 替えボタン ライナーの有無
  10. ブランドタグと品質表示:サイズ 素材 原産国 洗濯表示を写真で残す

アイテム別の見落としポイントをチェック

トップス:Tシャツ シャツ スウェット 脇の黄ばみ 襟のよれ プリントのひび割れ スウェットはリブの小穴に注意

アウター:コート ダウン フリース ファスナーの滑り 裏地の破れ 袖口のスレ ダウンは羽抜け偏り フリースはつぶれ毛玉の有無

ボトムス:デニム スラックス 股のスレ破れ 裾の擦り切れ ヒップのテカリ デニムは色落ちラインを魅力として撮影

ワンピース:スカート 透け感の有無 裏地のほつれ ファスナーの上げ下げ

小物:帽子 マフラー バッグ バッグは角スレ 内張りの汚れ 金具の傷 帽子は汗染み マフラーは引っ掛け糸

:スニーカー ブーツ アウトソールの減り かかとの内側破れ インソールの浮き においは重曹と陰干しで対応

素材別の注意点

  • コットン:洗濯のしやすさが魅力 黒は白いほこりが目立つため粘着クリーナーを徹底
  • ウール:小さな虫食いに注意 スチームで毛並みを整えると見栄えが良くなる
  • リネン:折りジワは風合いとして許容 色抜けが無いか逆光で確認
  • ナイロン:ポリエステル コーティング剥がれや加水分解のべたつきを触って確認
  • レザー:合皮 ひび割れやべたつき 匂いは誠実に記載
  • ダウン:洗濯表示の確認とフィルパワーの表記があれば明記

等級ルール A B C を決めてブレを無くす

A 美品:使用感が少なく目立つダメージが無い クリーニング済み
B 良品:軽い使用感 小さな汚れ 毛玉など 写真と本文で場所と程度を説明
C 訳あり:目立つダメージや欠品がある セット販売や低価格で展開

 

おすすめ⇨施設やチームでは見本写真付きのリーフを掲示し判断基準を統一する

写真で状態を先に伝える 5カットの基本型

  1. 正面 全体が入る
  2. 背面
  3. タグ ブランド サイズ 品質表示
  4. ディテール 刺繍 ボタン 柄
  5. 難箇所 汚れ 毛玉 スレ

 

白背景と自然光を基本にし 色味は実物に近いことを最優先とする 過度な補正は避ける

文章に、実物と商品の色の違いなどをコメントしておくとクレームになりにくなります。

説明文テンプレ そのまま使える例

 

タイトル例 サンプル

【商品タイトル】ユニクロ スウェット 黒 L 裏起毛 シンプル 良品

 

この度は、当方の商品をご覧いただきありがとうございます♪

気持ちの良い取引を心がけておりますので、お取引終了までどうぞよろしくお願いいたします^^

  • ブランド:ユニクロ
  • カラー:ブラック
  • サイズ:L
  • 実寸:平置き 肩幅52 身幅57 着丈69 袖丈61センチ
  • 状態:全体的に良好 袖口にわずかな毛羽立ち えり周りに微小な使用感 写真五
  • 枚目参照
  • ホームクリーニング済み
  • ペット無し
  • 喫煙者無し
  • 発送:24時間から48時間以内 匿名配送します

古着の特性をご理解のうえでご購入ください。端末により色味がわずかに異なる場合があります^^

複数購入はお値引き可能 コメントでご相談ください。

このような感じで、購入者が求めている情報をきちんと提示することで、質問のやり取りを減らすことも可能ですし、トラブルになりにくくなります。

ルーティン化でミスを減らす

だらだらしたり、途中で他の作業を挟むとイージーミスにつながりやすくなるので、出品作業・発送作業を1回の流れ10分から15分に抑えれるように努力をする。

 

  • 出品する古着の商品の状態をチェックする
  • ほこり取りと軽いケア、毛玉処理、糸処理などをする
  • 基本の5カット撮影と実寸採寸テンプレ入力

迷いやすいケースと解決の型

色褪せ:味か劣化か写真で魅力として伝わるならフェード表現で明記。

劣化に感じる場合は価格で調整。 USなどのビンテージ商品はこのあたりが難しい。

 

微小な穴:位置とサイズを数値で記載

例)右袖リブに直径2ミリの小穴 縫うより現状説明が誠実な場面もある。

 

におい:無臭と断言しない。微弱な保管臭ありなど主観を添えて誠実に記載。

 

本物偽物:真贋が不安な高額品は扱わない タグ・品番・刻印に自信があるものだけに絞る

不安な場合は専門の鑑定機関で判断したり、メルカリなどの鑑定利用もあり。

 

売上が伸びる三つの工夫

実寸を本文の上部に配置し、太字化の代わりに行頭で強調 ・例・実寸・平置きなどを明記するのもあり。 また写真にサイズ表を記載することでもクレームにつながりにくくなります。

不具合箇所のアップ写真を必ず一枚入れる。 先出しが評価の安定につながる場合もあれば、逆にそれで訴求率が弱回ることもある。

 

自分がその商品ページを見て購入するかどうか?判断するのもとても良い材料となります。

まとめ 検品は価格と信頼を押し上げる

いかがだったでしょうか?

 

今回は古着販売のクレームに関する記事を書かせていただきましたが

 

  1. 見る場所を固定したチェックリストの作成
  2. 商品状態のルール作り
  3. ベースとなる写真の基本5カット
  4. 説明文テンプレ

この4点を意識して回すだけでクレームは減り、単価と回転は着実に伸びます。

 

クレームが減り、一つ一つ丁寧に出品することはあなたの商品の価格を確実に押し上げ、『信頼と実績作り』に役立つはずです。

 

ぜひ今回学んだことを実践に活用していただき、皆様の古着ライフに彩りを与えてください。