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【2025年最新版】メルカリ規約変更 大転換期を乗り越えるリスク分散と戦略

  こんにちは、大阪で古着の卸会社と日本初の会員制アパレルコミュニティーorucan373を運営しているALLS COMPANY株式会社の前田です。

 

今回の記事は、先日メルカリユーザーに衝撃が走った内容・・・

 

2025年10月 メルカリの規約変更について「個人による不用品売買の場」としてのフリマアプリと、「事業としての販売の場」であるメルカリShopsとのすみ分けを明確化することにあります。

 

2025年10月22日に予定されているメルカリの利用規約 ルール改定は、副業のプラットフォームとして利用している人たちにとって大きな転換期となると考えられています。

 

このルール改定は『マクドナルドポケモンカード・任天堂スイッチ・お米問題』など、悪質な転売行為の抑制や消費者保護の強化、そしてメルカリのプラットフォームとしての社会的責任を果たすことを目指した重要な方針転換であると考えられています。

 

フリマアプリ最大手のメルカリがこのような規約変更を行うことで、日本のCtoC(個人間取引)市場全体の構造に影響を及ぼす可能性がありますが、果たしてこのことは私たちメルカリユーザーにとって不利益を被ることなのでしょうか?

 

 

しもべ
しもべ
パイセンこんなの販売していたのでありますか・・・苦笑
カール
カール
悪趣味ね・・・笑

 

規約変更の特徴

2025年10月の規約改定の最大の特徴は、「事業者」によるフリマアプリ「メルカリ」通常アカウントでの出品が原則禁止される点

 

1. 「事業者」の定義とメルカリShopsへの誘導について

もともと、フリマアプリメルカリは、個人による不用品売買(CtoC)が基本でしたが、他のフリマサイトよりも商品が売れやすいということで、営利目的の販売(せどり、転売、継続的なハンドメイド作品の販売など)を行う個人事業主や法人も利用するプラットフォームとして利用されています。

 

2025年10月規則の改定では、事業性があると判断される出品者に対し、メルカリShopsへ移行してくださいとのアナウンスが流れています。

 

メルカリ側に「事業者」と見なされるか否かは、メルカリでの販売

  • 頻度
  • 数量
  • 金額
  • 利益追求の有無

など、総合的な観点からAI、人間の目などによって判断されると思いますが、特に以下のケースに該当する方は注意が必要だと思います。

しもべ
しもべ
業者と個人ではどのような判断基準なのでありますか?
編集長
編集長
その辺りは憶測で、明確な基準などは提示されていないんだ
  • せどり・転売ヤー: 営利目的の仕入れ・販売は、明確に事業と見なされます
  • 継続的なハンドメイド作家: 趣味の範疇を超え、継続的・反復的に商品を制作・販売し利益を得ている場合、事業者と判断される可能性が高まります
  • 古物商許可が必要な中古品の販売者: 中古品の仕入れ販売を行う場合、古物商許可の取得が必須となり、メルカリShopsを利用することが実質的に必須

 

2. 悪質な転売行為の明確な禁止と取り締まり強化

入手困難な限定品や、社会的に問題となるレベルの悪質な転売行為に対する取り締まりが強化されます。

 

これにより、多くのユーザーが懸念していた「買い占め」や「高額転売」が減少し、一般ユーザーのユーザー体験が向上することが期待されます。

 

また、メルカリのような上場企業の場合、上記のような問題は株主への影響も懸念されていますので、それらを総合的に見て、社会的な立場からルールの改訂が余儀なくされている可能性も懸念されています。

 

3. 匿名性の変化:メルカリShops移行の影響

フリマアプリ「メルカリ」の魅力の一つは、匿名配送(お互いに氏名・住所を知られずに取引できる)機能がありました。

 

しかし、メルカリShopsは特定商取引法に基づき、原則として運営者情報(氏名、住所、電話番号)の開示が義務付けられています。

 

また、メルカリShopsのアカウントを開設するには

 

《個人事業主の方》

  • 個人事業主についての情報
  • 過去2年以内の所得税青色申告決算書

メルカリShops以外の販路情報

  • ECサイトで運営している場合:販売実績がわかるECサイトのURL
  • ECサイト未運営の場合:実店舗の外観がわかる写真

上記のようなものが必要となります。

一部、例外的に非公開設定を継続できるショップもありますが、氏名(代表者名)は非公開にできないケースが多いなど、プライバシー保護の面でフリマアプリ時代よりも制約を受けます。

 

この変更は、匿名での販売を重視していた個人作家や副業者にとって、特に大きな影響となります。

 

II. 規約変更がもたらす具体的な影響

オルカンでもスタッフの数が増えたらルールが増える

1. 出品者層の二極化

編集長
編集長
今回のメルカリ規約変更により、メルカリの出品者層は大きく二極化すると考えられているぜ〜
しもべ
しもべ
そうなのでありますね〜 ふむふむ

 

ユーザーの層規約変更後の行動どのような影響?
純粋に不用品を売る人従来どおり転売ヤー排除で快適に利用できる
事業性のある出品者メルカリSHOPS開設、他のプラットフォームに移動匿名性の制約、別のプラットフォームで分散

 

2. 競争環境の変化

ここは前田個人的な見解ですが、メルカリShopsへの移行が進むことで、フリマアプリ「メルカリ」内では、プロの販売者(転売業者)が減少し、純粋な不用品が主体の市場に戻ると予想しています。

 

これにより、不用品を売却したい個人にとっては、埋もれることなく商品を見つけてもらいやすくなる可能性があり、商品が売れやすくなるのではないかと考えられています。

 

一方で、メルカリShopsは、他のネットショップ(BASE、STORESなど)やショッピングモール(楽天市場、Yahoo!ショッピング)と同様に、プロの販売者が競い合う市場となり、メルカリ同様の競争の激化、価格競争の長期化が予測されます。

3. 商品ラインナップの変遷と価格への影響

規制強化により、限定品や人気商品の高額転売が抑制されれば、市場の適正価格での取引が増加し、一般消費者の購入機会が増えると考えられています。

 

一方で、これまで転売ヤーが担っていた「入手困難品の供給」が減ることで、一部の商品カテゴリーでは品薄や価格の上昇が見られる可能性も否定できません。

 

今回のルール変更では ある程度数が揃っている商品に関しては価格の下落が予想されますが、本当に流通量の少ない商品の場合は、思わぬ高額になるケースも考えられます。

 

この辺りは本当にルール改定されて、どのような内容になるかによって結果は異なると思いますが、現時点(10月15日現在)では憶測でしか物事を伝えることしかできないのが現状です。

III. これからの運用は?:生き残りのための作業

今回のメルカリ規約変更後、事業性のある販売を継続したいユーザーは、自身の活動を「フリマ」から「ECサイト(電子商取引)」へと捉え直し、戦略を再構築する必要があるのではないかと思っていますが、別のECサイトに商品を出品するとしても、結局は他の人が作ったプラットフォームなので、今回の規約変更と同じことが起こると予想されています。

1. 自身の販売形態の再定義とプラットフォームの選択

 

今後の予測等も踏まえて、まず、自身の販売活動が「事業者」と見なされるかを判断し、適切なプラットフォームを選択する必要があると考えられます。

 

A. メルカリShopsへの移行と対応

 

今、メルカリ物販をされている方で売り方が事業性があると判断された場合は、メルカリShopsへの移行が必要だと思います。

編集長
編集長
事業性があるかと言われれば・・・難しい質問だよね・・・ 古物商ある 個人の人はどうなるの・・? とか 誰が判断するの・・・
カール
カール
確かにこの辺りの線引きは難しいわよね〜ww

 

  • 運営者情報の開示: 特定商取引法に基づく表記が必須です。自宅住所の開示を避けたい場合は、バーチャルオフィスの利用を検討する手もあります
  • 古物商許可の取得: 中古品を取り扱う場合は必須です
  • ビジネスとしての運用: 顧客対応、在庫管理、経理処理など、ビジネスとしての体制を確立し、競合に打ち勝つための商品力・価格戦略・マーケティングを強化する必要があります

 

事業者登録をすることでメリットもありそうですが、そもそもそこまで本格的に作業をされていない方は、デメリットもありそうです。

 

B. 物販自体を趣味の範囲にとどめる

そもそも、メルカリはCtoCの取引プラットフォームですが、今回の規約変更に応じて、「不用品販売」や「ごく稀な趣味の作品販売」など事業性を避けて運用し、引き続きフリマアプリ「メルカリ」の匿名性を利用しながらお小遣いを稼ぐ方法です。

 

ただし、「頻繁」「継続的」な販売は避ける必要があり、収益の柱としては不安定になりますので、安定させるためには他のチャンネルを持つなどの工夫が必要です。

 

2. リスク分散と販路の多角化をする

メルカリプラットフォームに依存するリスクが顕在化した今、販路の多角化が最も重要だと考えられます。

編集長
編集長
みんな同じことを考えているんだよね〜
しもべ
しもべ
そりゃそうなのであります・・・

 

  • 競合フリマアプリの活用: ラクマ(楽天)、Yahoo!フリマなど、他のフリマアプリにもアカウントを開設し、並行して商品を販売します。それぞれのアプリのユーザー層や手数料を理解し、商品を使い分ける戦略も有効
  • 独自ネットショップの構築: BASEやSTORESなど、初期費用が安いプラットフォームを利用し、自身のブランドでネットショップを開設します。これは、プラットフォームの規約変更リスクを最も低減し、顧客リストの獲得にも繋がります
  • オークションサイトの再評価: ヤフオク! など、オークション形式での販売も検討します。高値がつきやすい商材や、コアなコレクター層へのアプローチに強みがあります
編集長
編集長
それぞれのプラットフォームに合ったやり方をできるようになると売り上げの幅が広がりそうです♪

3. EC販売としての質の向上

メルカリShopsやその他のECサイトで成功するには、これまでの単なる出品スキルからEC運営スキルへの転換が求められると思います。

 

  • ブランド力の構築: 単なる商品ではなく、「誰から買うか」を重視する顧客に対し、信頼感のあるショップ名、統一された商品写真、丁寧な梱包でブランドイメージを確立します
  • 顧客満足度の向上: 迅速かつ丁寧な顧客対応、明確な返品ポリシー、質の高い商品説明文は、リピーター獲得の鍵となります
  • マーケティング: メルカリShopsの外、例えばSNSやブログと連携し、ショップへの導線を確保する集客戦略が不可欠となります
編集長
編集長
多角的とはこういうことだね!!

今回のまとめ

まえちゃん人形大量に余ってるんだけど・・・笑

どうする?苦笑

カール
カール
破棄しましょう!!
しもべ
しもべ
子供がギャン泣きするので 燃やすのであります〜♪

 

2025年10月22日のメルカリ規約変更は、これまで曖昧だった「個人」と「事業者」の境界線を明確に引き、市場の健全化を促進するもので、短期的に見れば、多くの出品者にとって「痛みを伴う変化」となりますが、中長期的に見れば「ビジネスはメルカリShopsで不用品はメルカリで」というクリアな市場構造は、かえって利用者の安心感を高め、プラットフォーム全体の信頼性を向上させると考えられています。

 

メルカリを利用している出品者は、この変化を単なる規制強化と捉えるのではなく、「自身のビジネスを次のステージに進めるためのポジティブな機会」と捉えるべきだと個人的には思いますし、メルカリShopsへの移行、他プラットフォームへのリスク分散、そしてEC事業者としての質の向上という戦略を実行することで、今後のフリマ・EC市場で持続的な成長を遂げることが可能となるでしょうし、多角的な販路を持つ強靭なビジネスモデルこそが、変化の時代を生き抜くための最重要戦略となるのではないかと思っています。

 

きっとこの記事を読まれている多くの人は、すでにメルカリを日常で利用し、中には事業者レベルで商品を出品している人も多いと思いますので、萎縮するのではなく、柔軟に対応できる考え方を身につける必要があなたの物販ライフを彩るはずです。

 

弊社の0円古着仕入れorucan373では、会員様に向けて⇧今回の規約変更などに関して、さまざまなアドバイスなどを行っております。

 

物販は孤独になりがちですが、楽しい仲間と共に作業をすることができれば、そんな悩みも解決できると思います。

 

もし、メルカリ物販をされていて、仕入れに関して悩みがあるのであれば、ぜひorucan373のホームページを覗いて見てください♪

▶️0円古着紹介ページ

 

きっと素敵な仲間に出会えるはずです。

 

いつの時代も変化に対応することができれば、その市場で勝ち続けることができると思いますが、できない場合は衰退するしかないと思うので柔軟に対応する必要があると思います。

 

ほんなら〜♪