物販で役立つ

『商品の値付けが一番難しい』からこそ価格をつけることができれば勝てる

こんにちは、大阪で古着仕入れサービスを展開しているALLS COMPANY株式会社の前田です。

 

本日は、商売をする上で最も難しい『適正価格』についてお話をしたいと思います。

 

こちらの記事はフリマアプリのメルカリなどを使って古着販売をされている方が多いと思いますが、古着に限らず、さまざまなビジネスにおいても値付けは『核となる部分』ですので、値付けについて色々と勉強をしてみてください。

 

ちなみに、この値付けについては非常に難しい問題ではありますが、値付けをうまくすることができれば、皆さんの商売はきっとうまく行くと思います。

 

逆に価格付けがうまくできない場合は、売り上げにつながらない可能性がありますので、しっかりとした価格をつけれるように勉強をしてみてください。

 

適正価格について考える

 

まず、初めに適正価格について考える必要があるのですが、適正価格とは

 

売り手と買い手の双方が納得できる、公正で合理的な価格のことです。単に安い価格や高い価格を指すのではなく、さまざまな要素を考慮して決まります。

カール
カール
ふむふむ
しもべ
しもべ
ムフムフ

 

適正価格はこうやって決まる

 

適正価格を構成する主な要素として以下のものが代表的な内容になります。←ほんまか知らんけど きっとあってるはずw

 

原価(仕入れコスト)

製品やサービスを作るのにかかった費用です。原材料費、人件費、製造コストなどが含まれます。

 

需要と供給のバランス

欲しい人が多く、供給が少ない場合は価格が上がり、逆に供給が多く、欲しい人が少ない場合は価格が下がります。

 

競合他社の価格

同じような製品やサービスを扱っている他社が、いくらで販売しているかです。

 

ブランドの価値

企業や製品の信頼性、ブランドイメージも価格に影響します。高級ブランド品が高いのはそのためです。

 

消費者の支払い意欲

買い手がその製品やサービスに対して、いくらまでならお金を払ってもいいと考えているかです。

 

市場や経済の状況

インフレやデフレなど、経済全体の状況も価格に影響を与えます。

 

編集長
編集長
このような感じで、商品の適正価格が決めらていると思います。
しもべ
しもべ
なんか 妙に納得できるのであります・・・

 

このように適正価格は、ビジネスの持続可能性と消費者の満足度の両方にとって重要なものになります。

 

売り手にとっては、適正価格を設定することで、利益を確保し、事業を継続することが可能となります。

 

買い手にとっては、適正価格で納得のいく買い物をすることで、満足度が高まり、その企業や製品への信頼が生まれます。

 

適正価格は、売り手だけ、あるいは買い手だけの都合で決まるものではなく、市場という大きな仕組みの中で、これらの要素が複雑に絡み合って形成されるものだと考える必要があります。

あなたの商品は適正価格?で販売できてる?

適正価格の付け方について、上記説明である程度理解ができるものだとも思いますが、皆様が販売している商品は『適正価格』で販売されていますか?

 

実際に、オルカンでは会員さんのメルカリアカウントを見る機会が多いのですが、古着販売を始めたばかりの人は『適正価格で出品されてない』ケースがほとんどです。

 

で、よくある失敗しているケースとは

 

圧倒的に価格を安くつけすぎているという問題があります。

 

その理由として、商品の適正な価格がわからないので『値段を安くしがち』という現実問題があり、実際よりも安く販売してしまています。

 

あと、安くすれば商品が売れるという考え方も間違っていますが、ここの部分も多いです。

 

価格を安くして販売することは最終判断として利用し、できるだけ価格を下げずに販売できるように努力をする必要があると思います。

適正な値段つけの方法

古着の適正価格を見つけるには、いくつかの具体的な方法を組み合わせるのが効果的です。

 

ここでは、主にフリマアプリなどで自分で古着を販売する際の「適正価格」の調べ方について、具体的なステップを解説します。

 

フリマアプリやオークションサイトで相場を調べる

「メルカリ」「ラクマ」「ヤフオク!」 などのフリマアプリやオークションサイトで、売りたい商品と同じ、あるいは似ているアイテムを探します。

 

出品ページで 相場を調べるをクリック

 

検索窓の横にある『カメラマーク』を選択

 

 

 

価格を調べたい商品を撮影する

 

該当する商品が出てくる

 

このような方法で相場検索をすることが可能で、メルカリで商品を販売するのであれば、これが最も手軽で、かつ最も現実的な相場を知る方法です。

 

絞り込み検索を活用する

「売り切れ」「SOLD」 などのステータスで絞り込みます。

これにより、実際にその価格で売れた実績を知ることができます。出品中の価格ではなく、売れた価格を見ることが重要です。

ブランド名、アイテムの種類(例:「リーバイス 501」「ヴィンテージ Tシャツ」)、商品の特徴(例:「刺繍」「ダメージ加工」) などのキーワードで詳しく検索します。

 

複数の商品と比較する

同じ商品でも、商品の状態(「新品未使用」「美品」「使用感あり」など)、サイズ、付属品の有無によって価格が大きく異なります。自分の商品に最も近い条件のものを複数見つけて、価格帯の平均を把握しましょう。

 

写真の写り方や説明文の内容もチェックします。高く売れている商品は、写真が綺麗で詳細な説明がされていることが多いです。

 

大手古着屋のオンラインストアを参考にする

 

「ZOZOTOWN」のUSED/古着コーナーや、「セカンドストリート」「トレファクスタイル」 などの大手古着屋のオンラインストアも参考になります。

 

販売価格の基準を知る

プロが査定し、状態やブランド価値を考慮して付けた価格なので、一つの明確な基準となります。

フリマアプリよりもやや高めの価格設定になっていることが多いですが、これは商品のクリーニングや検品、写真撮影、梱包などにかかるコストが含まれているためです。

 

オークションデータ検索ツールを利用する

 

より詳細な過去の取引データを調べたい場合は、「オークファン」のようなオークションデータ検索ツールが役立ちます。

 

過去の落札価格を調べる

このツールを使えば、過去数年間にわたるヤフオク!などの落札価格の推移をグラフで確認できます。

トレンドや時期による価格変動も把握できるため、より専門的な相場観を養うことができます。

 

利益とコストを考慮して最終的な価格を決める

上記の方法である程度相場が分かったら、それに手数料や送料、利益を加えて最終的な販売価格を決めます。

 

販売価格 = 相場価格(売れる見込みの価格) + 手数料 + 送料 + 利益

 

手数料: メルカリの場合、販売価格の10%が手数料として引かれます。送料も出品者負担にすることが多いので、それらも考慮に入れます。 違うプラットフォームも検討するのもありかも。

 

利益: いくら利益を出したいか、目標の利益額や利益率をあらかじめ決めておくと、価格設定がしやすくなります。

その他の価格設定のヒント

 

最初は少し高めに設定する

フリマアプリでは値引き交渉が一般的です。交渉されることを前提に、最初から希望価格よりも少し高めに設定しておくのが賢い方法となります。

 

商品の状態を正直に記載する

汚れやダメージがあれば、それを隠さずに明記し、写真を掲載することが重要です。これにより、購入後のトラブルを防ぐことができます。正直な説明は信頼につながり、結果的に良い評価や販売につながります。

 

回転率を考慮する

早く売りたい場合は、相場価格より少し安めに設定することで、売れるスピードを上げることができます。逆に、急いでいない場合は、高めの価格でじっくりと待つことも可能です。

 

これらのステップを踏むことで、闇雲に値段を付けるのではなく、市場の動向に基づいた「適正価格」を算出できるようになるはずです。

今回のまとめ

いかがだったでしょうか?

今回は適正価格の付け方についてお話をさせていただきました。

 

こちらのお話はあくまでも表面的なお話で『より深く踏み込んだお話』ではありません。

 

0円古着のオルカンに会員登録をされた方には、『このようなお話+さらに込み入ったお話』などをさせていただいておりますので、もっともっとビジネスを加速させたい人は参考にしてみてください♪